愛着を感じてはいけない■生存に関するもの■
主訴
愛着を感じてはいけないを持つ方は、幼少期に親との間に健全で安心を与えてくれる愛着(愛情)関係を築き損なった経験から、大人になって、愛着を伴う人間関係を回避したり、愛着というものの存在に対して違和感や恐怖感を感じる。
また、目に見えない愛情の存在を拒否する代わりに、お金や地位、立場、ものなど、目に見えるもの、手で触れられるもの、のみを執拗に追い求め、愛情の確認材料とする方もいます。
・人から見捨てられるのではないか。自分の周りから人がいなくなってしまうのではないか。最後は一人ぼっちになるのでは ないか。という非常に強い不安感(恐怖)を感じる。
・人から見捨てられないために努力をしている。
・目をつむって顔をあられない。
・夜電気を消して眠れない。
・戸を閉めてトイレができない。
・愛情のぬくもり、温かさを感じられない。
・赤ちゃんや小さな子供を見ても可愛いと感じられない。
・人に甘えられない。
・他人が甘えているのを見ると嫌悪感がする。
・人から愛されているという感覚がない。
・相手の愛情を疑ってしまう。
・人を愛するのが怖い。
・自分のことを愛してくれる人なんかいない、と思っている。
・この世に愛情なんて存在しないと思っている。
・嫉妬心、独占欲が強い。
・目に見えない愛情を信じない代わりに、電話やメールの回数、プレゼントの金額など
目に見えるものだけ頼って愛情の有無を判断し、そうしたものを執拗に追い求める。
・配偶者や恋人への暴力(男女とも)
刷り込み体験(原体験)
幼少期に親との間に健全で安心を与えてくれる愛着(愛情)関係を気づき損なった経験から
『愛着を感じてはいけない。』が刷り込まれる。
・親から愛情を与えられなかった。
・スキンシップや抱っこが苦手な親に育てられた。
・親に愛情を求めたら拒絶された。
・親から放置、無視をされた。
・親から虐待された。
・施設に入れられたり、親戚に預けられたりした。(親との別離)
・親が病気で十分に甘えられなかった。
・親が何らかの理由で精神的な安定を欠いていて、
子どものニーズ(感情的な)に十分に対応できなかった。
まとめ
愛着とは人生の土台と言われる。
私たちが幸せな人生を歩むためには欠かせないものです。
私の主観ですが
愛着の土台がしっかりしていれば
人生にどんな困難が目の前に来たとしても
乗り越えていけると思っています。
ですが
親は愛情を精一杯与えている。
子供は愛情はもらっていない。
(そんな形ではない愛情が欲しかった。)
といった、
すれ違いが目に見えないからこそ起こりやすい。
自分の欲しい形で受け取ることできて初めて
愛着は循環するものなのです。
また
愛着は乳幼児期からの肌感覚など、
五感を通して
私は大事にされていることを感じ取りながら
受け取っていくものです。
お母さんが優しく私を抱きしめてくれた。
周りの大人は私を温かい眼差しで見てくれていた。
心からの励ましの声色など
大人の中に育まれた愛情という感覚が
子供たちへ循環されていきます。
人生が思うようにいかない
いつ満たされない感覚
いつも何かを埋めようとしている。
我が子であっても可愛いと思えない。
抱きしめて励ますことができない。
誰も寄せ付ける必要なんてない。
人の悪い所ばかりが目に付く。
0か100の白黒思考。
など
対人関係・恋愛関係の悩みはお困りごと
慢性的な不調は
愛着を感じてはいけない。が根底にあります。
ですが
何歳からでも
いつからでも
愛情の循環は学ぶことができます。
そして
悩みは解決できます。
心理セラピスト 野崎めぐみ
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