自分の性別であってはいけない■生存に関するもの■
主訴
自分の性別であってはいけないを持つ方は
心のどこかで「自分は違う性別で生まれてくるべきだった」と思っており
実際の自分の性別に対して違和感を感じる。
「女性(男性)が男性(女性)っぽい服装や、振る舞い、言葉使いをする。」
「同性や異性に対して、過剰にライバル心や攻撃心」を持つろいった症状を示します。
女性の場合、月経前症候群(PMS)や不妊の原因の一つとなることがあります。
・異性に近づくことに違和感を感じる。
・女性が女性らしい格好をしない。(スカートを履かない。など)
・「女性らしさ」「男性らしさ」に過剰に反応する。
・同性に対して批判的・攻撃的になる
・異性にだけは負けたくない。という気持ちが強く、意地になって働く。
・自分は何か違う気がする。
・女性が女性らしさに過剰にこだわる。
・月経前症候群(PMS)
・月経不順、生理痛、不正出血
・不妊
・男性の場合、感情的になりやすい。
・男性らしさ(見た目や強さ)への過剰なこだわり
刷り込み(原体験)
親が望んでいなかった性別で生まれてきた子供に対して、
「お父さんもお母さんも、お前が女(男)の子だったからガッカリした。本当は男の子が欲しかったんだ。」のようなメッセージを刷り込まれる。
また、言葉で直接伝えなくとも、
「息子に可愛いレースやフリルのついた服を着せて可愛がる。」
「娘に男の子のような格好をさせて、元気に遊ばせる。」といったように
非言語的なメッセージによって刷り込まれる。
・親が異性の兄弟ばかりを可愛がっていた。
・親から「お前みたいな性格は異性に向いている。」と言われた。
・女の子が「男の子に負けるな」「女に生まれたら損」「女は勉強や仕事をしなくていい」
「女はお嫁さんになるのが一番の幸せ」など母親から言い聞かされた。
・男の子「男は可愛くないからダメ」「男は優しくないからダメ」などと言い聞かされた。
・性的虐待を受けたことがある。(私が女だからこんな目に遭うんだ・・・。)など
まとめ
今でこそ少なくなりましたが、昭和の時代で
地方では風習やしきたりなど、男性が家の後取りである長男は大切にされ
女は何かと後回しにされるといったこともありました。
また最近ではジェンダーレスが当たり前になってきましたが、
自我がまだ確立されていない時期の幼児期に
男の子に女の子を服装や髪型、
おもちゃなど女の子のものを与える(逆もあります。)といった
場面をよく見かけます。
自分の意思を持って性別を選び開示されることは
本人の意思や人生を尊重するために
とても重要なことだと私は思っていますが
自我の確立していない時期の性別は
スペクトラムな要素がたくさんあるため
親であっても決めることができないと思いますし
親だからと言って踏み込んではいけないものです。
性別のビリーフに限らず
感覚感情や頭の中の考えは
自分の大切なパーソナルな部分です。
性別に関わらず生まれてきたこと
それだけでも奇跡の連続で
素晴らしいことです。
ですが
性別で良い、悪いといった周りの言葉や非言語は
自分自身の存在をだめと言われているように感じます。
それに、自分の意思ではどうにもならないことです。
「好きでこの性別になった訳でもないのに・・・。」
「自分がこの性別であったためにこんな嫌な思いをするんだ・・・。」
そうなると
自分自身の根底を否定してしまうことになってしまいますよね。
両親や周りの人は
何気ない気持ちで言っていたことも
純粋な子供にとって、とても傷つくことや
日常で向けられる非言語は特に
当たり前かのように自分自身を否定することになりかねません。
性別は自分という人間として確立するための根底にある
大切なもの
その根っこの部分に否定感があると
心と身体に不調がきてしまいますよね。
もし
文章を読んで下さった方の中で
気になった方がいらっしゃれば
いつでも声をかけてくださいね☺️
待っています。
心理セラピスト 野﨑 めぐみ
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